小倉唯ちゃんポスターお渡し会

これは浮気ではない。

当選してしまったので新宿アニメイトで行われた初ソロアルバム発売記念ポスターお渡し会に行ってきたのだが、実際に唯ちゃんは小さくて細くて相当に可愛かった。

アニメイト新宿店地下2階イベント会場で150人くらいの規模だったと思う。席番号が決められており、僕は前から3列目くらいだったので普通にステージに近くて近かった。ゆいかおりのライブなどもそうだったが、年齢層は低く若い女性も多く見られた。
はじめキングレコードのえばたさんによる軽い前説があり、えばたさんの音頭で「唯ちゃーん」と合唱して唯ちゃんをステージに迎える流れだった。
僕はこのイベントで始めてえばたさんを見たのだが、若くて爽やかで普通にカッコよかった。唯ちゃんはCDジャケットやMVで着ていた赤と白のギンガムチェックの衣装で、たいそう可愛かった。

前半の20分はえばたさんと唯ちゃんによるトークで、アルバムタイトルの持つ意味や唯ちゃんが積極的に意見を出してこのアルバムを作り上げたこと、ソロデビューからここまでの3年間での成長などについての話をしていた。ぶっちゃけ内容は大して覚えていない。
後半はお渡し会であったが、荷物は預けられる、○○のセリフお願いしますや名前呼びの希望などの禁止、ポケットから何かを取り出して見せるなどの行為の禁止がアナウンスされ、昨今の女性声優やアイドルイベントで起きた数々の事件がもたらした闇の底知れなさを感じた。
僕は前半の番号だったので後のことは分からないが、少なくとも僕の前まではお渡しは順調だった。1人にたぶん10秒程度の時間のお話タイムがあり、あいさつやら応援意志の表明など各々が思い思いの話をしていたように思う。僕の直前の中坊なんかは「僕今年受験で〜」みたいなことを口走っていてうるせえくそガキって思った。
明らかに見た目が浮いていて案の定声のボリュームも周囲より大きく話の内容もよく分かんないけど気持ち悪かったファンに対しても眉一つ動かさずニコニコと接していたので、やはり子役上がりだけあって肝が据わっているなあと感心した。また、一人ひとりに対してその人が離れてからも手を振り続けるサービス精神にとても心を打たれたし、唯ちゃんが事あるごとに口にしている「支えてくれるファンのみなさんへの感謝」という言葉に嘘はないと確信した。
僕はというと、目を合わせて話すこと、早口にならないこと、そして何より最後まで手を振る唯ちゃんに対して最後まで手を振り返すことを意識した。(僕の前の人たちは自分が話したいことだけ話して満足し、唯ちゃんが手を振ってくれていることに気がつきもせず背を向けている輩が多かった。武道や芸道に残心というものがあるように、最後まで気を抜かないことが相手に対する感謝と尊敬の表現であると古くから言われているし、何より応援しているアイドルが手を振ってくれているのに振り返さない意味がわからねえ。自分が言いたいことだけ行って満足してるなら家でオナニーしてろ)
これらを実行することは叶ったが、やはり僕はキモオタクであるので、限られた時間の中で自分の意思を伝えることが精一杯で唯ちゃんから多くの言葉を引き出すことはできなかった。一方で、若い女の子と唯ちゃんとの会話は大抵盛り上がっていた。「久しぶり」「髪切ったの?」といった言葉を唯ちゃんにかけることで言葉を引き出していた。若い女の子に限らず、キモオタクでなくて普通以上のコミュニケーション能力を有している人間なら唯ちゃんとしても会話を楽しめたのかもしれない。